家族や親戚、友人のお墓などお参りに行ったとき、作法がわからずに「あれ?どうするんだっけ??」って困ったことはありませんか?
お墓参りには何を持っていくの?
お供え物は?
掃除は?
いつ行けばいいの?
…などなど。
大切なご先祖様や故人をしのぶ場所なので礼儀的ことは知っておきたい。。。
ここではお墓参りの作法とマナーについて紹介したいと思います。
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お墓参りの正しいマナーって?
基本的にはお墓参りのやり方に
【こうしなきゃいけない】
ということはありません。
お参りへ行く先の宗派やその土地や家の習慣に違いがあるので、基本的名流れや一般的な作法を覚えておけば失礼もないですよね。
準備するものは?
大きく分けて2つ。
「掃除をするためのもの」
「お参りに必要なもの」
があります。
それぞれについて、以下に例を挙げてみます。
掃除をするためのもの
掃いたり洗ったりしますので、ほうき、たわし、雑巾、バケツ、軍手やゴミ袋など用意しましょう。
軍手は草をむしったり、手を汚さないようにするのにあると便利です。
ゴミが出た場合に持ち帰るのは礼儀なので、ゴミ袋は必須ですね。
お参りに必要なもの
お香、ローソク、お花、お供え物、マッチ(ライター)、水桶やひしゃくなどが必要ですが、行く先のお寺や霊園でお借りできるものもありますので、事前に調べておきましょう。
気をつけたい!
お供え物は、故人の好物、お菓子、季節の果物や嗜好品など特に決まりはありません。
が!
お供えした食べ物や飲み物をそのままにすることは控えましょう。
カラスなどの動物が散らかしたり、お墓を汚してしまったりする可能性があるので、お参りが終わったら必ず持ち帰りましょう。
お供えするお花は、故人が好きだったものでいいですが、毒があるものはもちろん、トゲやツルがあるようなもの、匂いが強いものは避けたほうが無難です。
服装は?
年忌法要などの特別な場合でなければ、カジュアルな服装で大丈夫です。
お墓のお掃除を行いますので動きやすい服装がよいでしょう。
気をつけたい!
故人に逢いに行くため、派手な色やデザインは避けましょう。
ビーチサンダルやショートパンツ、ノースリーブやタンクトップなどのラフなファッションも控えたほうがいいでしょう。
いつお墓参りに行くの?
お彼岸やお盆、故人の命日、年忌法要などにお墓参りに行くことが多いですが、時期に特に決まりはないんです。
お墓が遠方なら長期休暇に合わせて足を運ぶのもいいですし、近況報告を兼ねてお墓参りに行くのも、ご自身の都合に合わせて自由にお参りに行きましょう。
場所またはご家庭によっては事前に許可が必要な場合もありますので、墓前でトラブルにならないように確認しておいた方がいいかもしれません。
墓地に着いたらどうするの?
一般的な流れは、以下の通りです。
まず手を洗い、清めましょう。
⇓
霊園管理者に、いつもお世話していただいているのであいさつをしましょう。
寺院墓地の場合は本堂へお参りしたあとにご住職に挨拶します。
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桶に水を汲み、お墓へ向かいます。
お墓の前についたら、合掌礼拝して掃除をします。
枯葉やゴミなどを拾い、墓石に水をかけながら雑巾やたわしで汚れを落とします。
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掃除が終わったらきれいな水を汲み、ひしゃくで墓石に水をかけます。
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お墓の中央部分にある水鉢(くぼみの部分)に水を入れ、花立にお花を立て、お供え物を置きます。
(花立が一つの場合は左側に供えます)
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お線香に火をつけ、口で吹き消さずに手で振るようにし、お線香をあげて合掌します。
⇓
お参りが済んだらお供え物は持ち帰りましょう。
線香はそのまま燃やしきります。
また、お花はそのままにしておいて構いません。
気をつけたい!
複数人でお墓参りをするときは、故人と近い間柄の人から順番にお参りをするのが一般的です。
故人が眠る墓地ですので、お子様が一緒の時ははしゃいで騒いだり走り回ったりしないように
注意しましょう。
他家のお墓内に入ったり、ほうきなどのものを立てかけたり荷物を置いたりするのは控えましょう。
後記
ご先祖や故人を思う気持ちを大切に、きちんとお墓の手入れをして感謝、供養すればきっと快く見守ってくださるでしょう。
良いお墓参りになりますように♪
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