食器を洗うときの洗剤って、何を使ってます?
というか何基準で選んでます?
メーカー?汚れ落ち?価格?肌荒れ?などなど、その他にもたくさんあると思いますが。。。
わが家の場合、数年前までは妻が選んでくる食器用洗剤に特にコレといった決まりはなく、買い物に行った時にいろいろ見て「なんかコレ、良さそう」な気分で決まってました(笑
その結果、肌荒れするからといって容器に水を足し入れて薄めたり、
汚れが落ちにくいからと、同じ食器を2度、3度洗ったりしていることもありました。
ですが、あることに気づいてからは、わが家では決まって同じ性質をもったものを選ぶようになりました。
もちろん汚れもサッと落ちますし、肌荒れも少ないものを使っています。
洗剤によってよく汚れが落ちる、手が荒れる、なかなか汚れが落ちない…
この洗剤の違い、なんだかご存知ですか?
今回は、今まで使ってきた洗剤から得たこの違いについて、
「肌荒れ」と「汚れ落ち」の観点からお話ししたいと思います。
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洗剤を選ぶ基準はざっくり分けて3つ
洗剤容器の裏側のラベルを見ると、「成分表示」というのがあります。
私が洗剤を選ぶときは、まずここに記載されている「液性」を必ずチェックします。
液性っていうのは、理科の授業で習った「酸性」「中性」「アルカリ性」の性質をもった液体ってことです。
記載がないものは買いません。
輸入品も読めないので買いません(笑
なぜここをチェックするかというと、
これが洗浄力や肌荒れに大きく影響していたことに気づいたからです。
含まれている成分による違いもありますが、ベースとなっているこの液性の違いが一番影響していたと感じました。
使っているうちにわかってきた
液性の違い
ネットで調べるとランキング形式でおすすめなものや肌荒れ予防法などいろいろ情報が出ていましたが、意外と実体験的なものってないんですね。
完全に個人的な感想になってしまいますが、何かのご参考になればと思い、以下に続けます。
弱酸性のもの
ぶっちぎって「酸性」って書いてある食器用洗剤は多分ないと思います(少なくとも見たことはないです)。
弱酸性ってハンドソープなどでよく見かけますよね。
そもそも人の肌って弱酸性なの、ご存知でした?
なのでこのタイプのものは比較的肌荒れしにくいと思います。
だけど食器洗いにあまり向いていないようにも思います。
油汚れがすんなり落ちてくれないんです。
最初に述べた、2度3度洗ってたのはこのタイプでした。
手は荒れないけど、汚れが落ちない、という印象です。
ただ、水あか(乾いた後に白っぽくなるアレ)はアルカリ性なので、気持ち程度になりますが、水あか汚れは付きにくいかなと思います。
中性のもの
ほとんどの食器用洗剤が中性のものだと思います。
私が買うときはこのタイプのものですね。
肌荒れはしたくない、でも汚れはササっと落としたい、という観点です。
「中性」といっても数値(pHという単位)でみると、ちょい酸性よりか、ちょいアルカリ性よりか、になるんですがラベルには「中性」としか書いてありません。
なので、同じ「中性」であってもビミョーに汚れが落ちにくいものや肌が荒れやすいものがあるように感じます。
汚れがよく落ちるかどうかは、「界面活性剤」がどれくらい配合されているかで変わります。
配合割合が高いほど汚れが落ちやすいです。
ただその反面、手荒れしやすいように思います。
アルカリ性のもの
こちらも全開で「アルカリ性」って書いているものは見たことないですね。
弱アルカリ性のものは、汚れ落ちがいいですね。
食器と仲良くくっついている油やたんぱく質たちは、アルカリ性に弱いんです。
なので業務用の食器洗い洗剤は「アルカリ性」のものが多いです。
汚れはよく落ちますが、さすがに手荒れがひどくなるので必ずゴム手袋をします。
食器洗い機用洗剤も「アルカリ性」です。
直接手に触れないので、油汚れに強いアルカリ性のものが使われています。
ですが、肌は弱酸性でたんぱく質なので、3タイプの中ではやはり一番肌荒れしやすいと感じました。
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その他
肌荒れ、汚れ落ちの観点から見れば、洗剤による違いは上に述べたとおりですが、それ以外に感じたこともあります。
一度に洗う食器の量
食事のたび、毎回毎回その片付ける食器の枚数が多いとき、洗剤に触れている時間が当然長くなるので、手はどうしても荒れやすくなりますね。
そのうえ汚れ落ちの悪い洗剤を使っていたらストレスも疲れもたまってしまいます。
スポンジで洗ってすすいだ時にヌルっとしてたりしたら、もぅ(イライライラ
この場合、一気に洗って一気にすすぐ、たぶんコレをやっちゃダメですね。
一度に洗う枚数が増えるとスポンジに含ませた洗剤の洗浄力も落ちるし、洗剤に触れ続けている時間が長くなります。
何枚か洗ってすすぐ、を繰り返すと汚れ落ち、手荒れともに比較的良好に感じます。
お湯で洗うか水で洗うか
油汚れはお湯で洗った方が落ちやすいですね。
水で洗うと油は固まってしまいますから。
ただ、お湯といっても体温より温かいと肌荒れしやすいように思います。
温かすぎるお湯で洗った後、手を拭いてみると少しカサカサした感じがします。
皮脂も一緒に洗い流しているのと、手を拭いた後、過乾燥してるように思います。
まな板は、ぬめりや雑菌が繁殖しないように水で洗った方がいいです。
温かいお湯をたくさん使うお風呂、カビやぬめり、発生しません?
あれってお湯にも原因があるらしいです。
なので、油汚れはぬるま湯、まな板は水で洗った方がいいみたいです。
水の影響
お住いの地域によって、水道水にも違いがあります。
例えば、カルキ臭があるお水は殺菌のため、塩素が多く含まれているということになります。
水道水にはほぼ確実に塩素は含まれています。
この塩素が肌荒れの原因になっていることもありますので、浄水器を通すことでそれを取り除くことができます。
浄水器はいろいろな不純物も取り除いてくれるので、原水よりも洗剤の泡立ちや泡切れ、汚れ落ちがよくなることもあります。
洗剤の泡立ちの悪さや肌荒れが気になる方は、蛇口から出てくる水道水を疑ったほうがいいかもしれません。
まとめ
食器用洗剤にもいろいろな種類があり、自分に合ったものを選ぶのはなかなか難しいですよね。
ただ、使用目的をはっきりさせると選ぶときに迷うこともなくなるんじゃないかなと思います。
洗浄力を優先するなら「弱アルカリ性」、肌荒れしにくい低刺激なものなら「弱酸性」、その中間というと語弊があるかもですが「中性」のものを選ぶ、といった感じでしょうか。
使い分けして忙しい時には時短目的で「弱アルカリ性」、普段は気持ちよく洗い物をしたいので香りのいいものを使ってみるのもいいかもしれませんね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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